リセット~彼女が死んで彼女が現れる~
『種は糖分が高いからな…。
糖分の少ないのを買ったほうが良いだろ…。』
『とうぶん?』
綾香は糖分の意味が分からず、キョトンとした顔で俺を見る。
『糖分をあまり捕りすぎると肥るんだ。
肥ったら早死にするから、あまりやるなよ。』
『うん!』
綾香は明るく元気に答えた。
『こっちにするか…。』
綾香の持っている一つを取って俺はレジへ持って行く。
『これください。』
俺はレジに立った店員の前にオヤツの袋を出した。
『ありがとうございます。
彼女さんですか?
可愛い方ですね。』
『え…?』
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