リセット~彼女が死んで彼女が現れる~
幼なじみの綾香。
幼なじみへの想いとは別にあることに、俺は混乱していた。
「タケルちゃん?どうしたの?気分悪いの?」
綾香は泣きそうな顔で、俺の顔を見る。
「綾香…。なんでもないから、気にするな。」
俺は綾香に笑った。
(俺が傍に付いてれば大丈夫なだけだよな…。)
俺は、無理矢理そう片づけて食事を再開した。


「あの~~?」
食事を初めてから後ろから声がした。
声がしたほうを見ると、そこには瀬戸がいた。
「なんだ?まだいたのか?」
「『いたのか』じゃなくて放置しないでよ…っ。」
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