10yearの赤い糸
「今日一緒に帰ろっ!」

「昼は弁当?俺の分は?」



次の日

ルキは

休み時間の度に

あたしの教室へ来て

あたしの傍から離れなかった。




「森崎ルキ。」

「え?」

小学校時代からの親友、リカ。

「あっ、ハンカチ貸して?」

トイレから出てきたリカに

ハンカチを渡すあたしの顔をのぞきこむリカ。

リカは、長身でキレイな顔に

サラサラロングヘアー。

6つ上の彼氏がいる。



「森崎くん狙ってる子。。。結構いるみたいよ~


「だから?」

「なんだか、ルカにべったりじゃん?」

教室に向かって歩くあたしの隣で

リカが言う。

「3年の先輩の中でも人気あるみたい。」

「へぇー」

「へーじゃなくて。。。ルカ!!」

リカは

あたしの両肩を押さえて

自分の方に向かせた。


「だから、何?」

「あんた目つけられてるよ。」

「はぁ?!




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