花の咲く教室
「きたねぇー!」
「うげぇー。」
周りの男たちは嫌な顔をして逃げて行く。
「つぐみ…アンタ、こんなもの隠してる趣味あったの?」
「そんな趣味ないよ!!」
「嘘…。なんでこんなもの、あんのよ。」
「そんなの…あたしだって…。」
―――――知らないよ。
そう言おうと口を開いた時だった。
もしかして…悪い予感が頭を過ぎる。
「もしかして…朋子のせい…?」
周りから分からない程度に朋子の口元が上がる。笑っているんだ…。
「はぁ?あたしのせい!?何言ってんのよ。最悪ゥー。」
朋子が泣きマネをあげる。しかも大きい声で、誰でも聞こえるように…
「須田さんって、思ったよりウソつきだったんだぁ~~~。」
「え?朋子ぉ、どうしたの?」
「つぐみがね、あたしが下駄箱にカビパン入れたっていうの!」
「最悪じゃんっ、つぐみは仲間だと思ってたのに…。」
ヤバくない…?
だってこれ…あたしが悪いっていう…シュチュエーション?