花の咲く教室
「謝りなよッ、朋子に!!」
え…!?
明らかに、ううん、間違いなく朋子たちがやったことに違いはない。
…でも今朋子がやったっていう証拠は…ない。
そして周りの目もあるし、あたしの分が悪い…。
「早くしなさいよッ!」
クラスの女の子たちじゃない子たちに囲まれていた。
周りにはなんだ?と興味津津の男たち…。
「ご…ごめんなさい…。」
あたしはしょうがなく頭を下げた。それでも、悔しさで唇をかみしめて。
「いいよぉ…。」
朋子は泣きながらそう言った。
そして他の子たちに支えられてクラスへと歩いて行った。