花の咲く教室



「…久しぶりね、マック、なんて。」



「そうですね。めったに来れませんし…
先輩といれば問題ないですけどね。」



「…今日は、私といる、と父上殿に言ったの?」



「はい。」



「……。」



「……。」



沈黙が続く。



マックの中は騒がしい。
高校生や中学生、小学生など年齢は様々だがうるさい人たちでいっぱいだった。



その店の隅に二人はいた。



きれいな少女と、可愛い男の子。





――――――白菜と、祐志が。



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