ー暗闇に月が輝くときー
「夢じゃ…ないんだよ。」







ーッ!!
"ガバッ"
「朝…かぁ…」
はぁっとため息をつきながら
呟いた。
「あれ?手紙…」
ベッドの隣の机に、
一通の手紙が置いてあった。
「……。」
"カサ…"
私はすぐ開けようと思った。


雪歌へ、
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きのうは、驚かしてごめんね。
もちろんわざとじゃないんだ。
君に会いたくて、
毎日病院に通っていたんだよ。
でも会うのが怖くて…。

でもきのうは勇気を出して
入ってみたんだ。
でも君を驚かせてしまったね。
すまない…。
今日も行くから,
少しお話ししよう。
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「…。馬っ鹿みたいッ」
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