ひかり。




あたしは、肝心なとこ
なにも話せてなかった。




怖かったんだ。


離れていきそうで。





ごめん―



ずるいのはあたしの方だよね。






事実を知ったら離れていく…


って思いながら

今まで黙っていたんだから。







でも…―





それでも、あなたを





失いたくなかった。
















あなたはあたしの―…


諦めかけていた

あたしの人生の…―





たった一つの
ひかりだったから









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