社長のご指名 *番外編Ⅱ*
「はぁー……緊張する…。反対されないかな?」
「心配するなよ。もし反対されたら賛成してくれるまで何度も説得しよう。」
結婚する為、俺の実家に挨拶に行く時だった。
今にも泣き出しそうな表情を浮かべ、ガチガチになる章菜を見て俺は吹き出した。
何度も何度も大丈夫かな、反対されないかな、と言う章菜の背中を押し実家に行く。
インターホンからお袋の声が聞こえた途端に、固まってしまった章菜の手を取り半ば引き摺るようにして家の中に入れた。
「ただいま。」
「おかえりって………そちらの方は?」
「は、初めまして。朔夜さんとお付き合いさせて頂いてます、鳴海章菜と申します。」
「まぁ!そうなのー。隣にいるのは娘さん?」
「はじめまして!なるみさえですっ。」
「心配するなよ。もし反対されたら賛成してくれるまで何度も説得しよう。」
結婚する為、俺の実家に挨拶に行く時だった。
今にも泣き出しそうな表情を浮かべ、ガチガチになる章菜を見て俺は吹き出した。
何度も何度も大丈夫かな、反対されないかな、と言う章菜の背中を押し実家に行く。
インターホンからお袋の声が聞こえた途端に、固まってしまった章菜の手を取り半ば引き摺るようにして家の中に入れた。
「ただいま。」
「おかえりって………そちらの方は?」
「は、初めまして。朔夜さんとお付き合いさせて頂いてます、鳴海章菜と申します。」
「まぁ!そうなのー。隣にいるのは娘さん?」
「はじめまして!なるみさえですっ。」