社長のご指名 *番外編Ⅱ*
俺の長い片思いがやっと実った時だった。
もう離したくない、一緒にいたいと強く願っていた。
「うー……ん。鳴海さん、結婚経験があるのかな?」
「いえ、結婚経験はありません。未婚で娘を出産しました。」
「相手の方は?」
「3年前に病死しました。」
「辛い事を聞いてしまったね。すまない。」
「いえ……。あのっ。朔夜さんとの結婚を認めてもらえませんか。私は、別の男性との間に娘を授かりました。娘と2人だけで生きて行こうと決めていました。けど、朔夜さんに出会ってもう一度誰かを愛したいと思ったんです。」
たびたび唇を噛み締め話す章菜は微笑ましいものだった。
「俺さ、初めて一目惚れしたんだよ。章菜は弱音も吐かず毎日笑顔で、紗衣ちゃんといっつも楽しそうに笑っててさ……そういうところ、好きなんだ。」
もう離したくない、一緒にいたいと強く願っていた。
「うー……ん。鳴海さん、結婚経験があるのかな?」
「いえ、結婚経験はありません。未婚で娘を出産しました。」
「相手の方は?」
「3年前に病死しました。」
「辛い事を聞いてしまったね。すまない。」
「いえ……。あのっ。朔夜さんとの結婚を認めてもらえませんか。私は、別の男性との間に娘を授かりました。娘と2人だけで生きて行こうと決めていました。けど、朔夜さんに出会ってもう一度誰かを愛したいと思ったんです。」
たびたび唇を噛み締め話す章菜は微笑ましいものだった。
「俺さ、初めて一目惚れしたんだよ。章菜は弱音も吐かず毎日笑顔で、紗衣ちゃんといっつも楽しそうに笑っててさ……そういうところ、好きなんだ。」