社長のご指名 *番外編Ⅱ*
食堂を見やれば、何度も章菜をチラチラと何かを話している者が殆どで、今にも“アキさんですか?”なんて聞いてきそうな勢いだ。
章菜の肩に手を回し、間に子供達がいて歩き難いが逃げるように食堂を出る。
「朔夜?」
「取り合えず社長室に行こう。」
会社に来る事になっていたためか、テレビで見たラフな服装と違って白いストライプの線が入ったスーツを着ていた。
社員に紛れてと思ったのかもしれないが、うちの社員には美女がいない。
うちの社員には限らず、章菜以上に美女なんかいないんだから社に一歩踏み込んだだけで注目の的になってしまう。
それを全く自覚してない章菜。
自分は人並みだと言ったりするもんだから、仕事ではしょうがないがプライベートでは野郎が見惚れない様にと威嚇する俺の大変ささえわかっていない。
章菜の肩に手を回し、間に子供達がいて歩き難いが逃げるように食堂を出る。
「朔夜?」
「取り合えず社長室に行こう。」
会社に来る事になっていたためか、テレビで見たラフな服装と違って白いストライプの線が入ったスーツを着ていた。
社員に紛れてと思ったのかもしれないが、うちの社員には美女がいない。
うちの社員には限らず、章菜以上に美女なんかいないんだから社に一歩踏み込んだだけで注目の的になってしまう。
それを全く自覚してない章菜。
自分は人並みだと言ったりするもんだから、仕事ではしょうがないがプライベートでは野郎が見惚れない様にと威嚇する俺の大変ささえわかっていない。