コーヒーとミルク





「…付き合ってはない…」


気まずくて俯きながら言う。



「付き合ってないの〜?!残念…」



のんきに言う航介くんのお母さん。



「…たしかに付き合ってはないよ。
けど俺が晴奈先輩を好きなのは事実」


「ちょっ!航介くん!!!」



あえて言わなかったのに……



「航介が特定の好きな子つくるの初めてじゃない?」



「お父さんに似て」と言いながら嬉しそうにおばさんが笑う。










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