コーヒーとミルク
どうしてだろう。
泣きたくないのに涙が止まらないよ…
頑張って声を殺して泣くと嗚咽が混じった。
キーンコーンカーンコーン
一時間目が終わるチャイムが鳴り、10分の休み時間が始まった。
二時間目もサボろう。
止まらまい涙を無視して手で目を覆う。
ドタドタと階段を駆け上がる音がして
誰かが来ると思い急いで隠れようと思い立ち上がる。
間に合わないかも。
そう思ったと同時に勢いよくドアが開けられた。