コーヒーとミルク
「……誰を?」
聞こえちゃってたか…
気持ちを伝える決心をして抱きつく体勢のまま淡々と話す。
「…航介くんを」
「……誰が?」
「………私が」
その瞬間強い力で抱きしめられる。
「…今の…ホントですか?」
「……ホント…です…」
すると、頭の上から深いため息が落とされる。
「…やっと…好きになってくれた…」
ゆっくりと顔を見上げると少し照れくさそうに嬉しそうに笑う航介くんの顔。
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