†続†黒いスーツの王子様
祐輔‥なんか怒ってる…?

いつもなら笑顔でキスしてくれるのに・・





「…お前。今日はもう帰っていいよ。タクシー呼んでやるから…」

「えッ!?どうして??」


「お前さ……さっき俺が接客してる最中、ずっと顔に出してイライラしてたろ?いくらなんでも顔に出し過ぎだよ…」

―――!!!


嘘…私・・そんなに……




「ご…ごめんっ」

「あれじゃあ、やりにくいったらナイぜ。俺は遊びでやってんじゃねぇ…仕事なんだ。お前にもわかってもらわないと困る…」


祐輔はため息まじりで、タバコの煙を吐いた。





「…もしお前が俺が接客してるところ見たくねぇつーなら、今度から無理して店にいなくていいぞ?つーか、前は状況が状況だったからお前を俺の仕事に誘ったけど‥お前が他の仕事したいつーなら俺は止めない。好きな仕事見つけてみれば?」


――!!!



「や、やだっ!祐輔と離れて仕事するなんて嫌だよ!!……祐輔が私がいる前だと仕事しにくいって言うなら、私事務所にいる!だから‥そんなこと言わないで‥!!」

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