†続†黒いスーツの王子様
だけど、ばあちゃん…。


人は大事なものができると、弱くもなる気がするよ・・

そいつが居ないと、こうも寂しくて…

やる気がでなくて、

まるで魂が抜けたよう…


前はこんなことなかったのに…
希と出会う前は・・・・


俺はパソコンから手を離し、コーヒーが入ったカップを片手に外を眺めた。




東京の街は…夜が更けても灯りが灯る。

キラキラと夜景がきれいだ。






「………ゴ‥ク」


コーヒーを飲む俺。

やけに苦くて…熱いコーヒー。


俺は気がついたら、そのコーヒーに砂糖とミルクを入れていた。

そのコーヒーを一口飲むと、ものすごく甘く…俺にとってはマズいコーヒーになる。


だけど全部飲み干した…。

それは希の味だったから・・

.
< 208 / 353 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop