†続†黒いスーツの王子様
「わあ〜♪広い〜〜〜!!さっすが祐輔くん家♪修二んちよりも全然デカいねっ」


真由が部屋の広さを見て、テンションがあがっている。



……だよね。改めて見ると、広すぎる家に住んでたんだ私。

なんかなれちゃって、これが普通になっちゃってたなぁ。
私、調子乗りすぎだよね…。


私はキッチンで真由に紅茶をいれながら、ふとそう思った。






「はいっ…」


真由に紅茶とお菓子を出す。

真由は「ありがとう♪」と言って、紅茶を一口飲んだ。



「てゆうか…。真由、旅行でも行ってたの??すごい荷物じゃない…」


真由の後ろには、キャリーバックが2つ。旅行カバンが1つ積まれていた。




「…ああ!私‥今日からしばらくここに住むことにしたの♪」

「ハァ!?」


思い出したように言う真由。

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