†続†黒いスーツの王子様
「んで?話って何??」

「それより…お客さんに営業メール送ってよ!」

「…営業メールって・・今日店オープンする気かよ!?」


こんな事件あった直後に・・!?




「うん♪当たり前じゃん!あんな事件があったからって店休む気?その方がかえって逆効果だよ。きっと心配してるお客さんだっていると思うしさっ」


明るい口調で言う希。



「…でも・・もう夕方だぞ?店オープンさせるっつっても…みんなスーツ着てねぇじゃねぇかよ。すぐに準備できそうにないだろ…」

「大丈夫♪今日はスーツなしでやるから!」

「は!?」


スーツなしってなんだよ!!?



「今日はスーツじゃなく、ホスト達には私服で接客してもらうの♪毎日スーツ着てるんだし…たまに私服でやったっていいじゃん!それに、自分の指名してるホストの私服が見れるなんて、お客さんからしたら嬉しいと思わない??」


目をキラキラさせる希。



「わかったらホラッ!早く営業メール送って、髪の毛のセットしちゃって〜今日は忙しくなるよ、きっと♪♪」


希はそう言ってキッチンの方へ行き、華ちゃんとなにやら話をしていた。

.
< 297 / 353 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop