†続†黒いスーツの王子様
なぜかピリピリしている様子の真由。

私はそれから何も言わず、ただ真由の作業を見ていた…





2時間後…


「よ〜しっ!完成♪」

「ありがとうッ」


完成したネイルを眺める私。

そのデザインは、シンプルなベースに白い花をあしらった‥どちらかといえば控えめなデザインだった。


でも、かわいい♪

たまにはこうゆう感じもいいかもねっ




「…さてと・・じゃあ、お昼行きますかッ」

「そうだね!どこ集合なんだろ?私今日の予定、全く聞いてないや〜」

「今日は1日、みんなフリーだよ!修二と祐輔くんも、お昼にどっか出かけるみたいだし…だから今日は私とあんたふたりきりで行動!」

「え!?そうなのっ?」


聞いてなかったなぁ〜

なぁんだ、このネイル…祐輔に見せたかったのに・・・




「…なんか不満そうね(怒)私とふたりきりはイヤなの!?」


タバコに火をつけ、眉間にシワを寄せる真由。



「そ…そんなっ(焦)とんでもないっすっっ」

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