†続†黒いスーツの王子様
「昨日から来てたわよ♪おばあさまと、ずっと観光してたの〜」

「そうそう♪楽しかったよ〜!ってゆうか、希さんとっても綺麗だなぁ〜」


私の手を握りしめるおばあちゃん。




「ありがとう…//」

「これ…私からのお祝いだ!受け取っておくれ‥」


おばあちゃんは、私にきれいなネックレスを差し出した。



「…これ・・」

「この前、希さんにあげたダイヤの指輪。小さくて指にはまんなかったから…ダイヤだけ取ってネックレスにしてもらったんだよ〜」

「すごーい!ありがとうございますっ!!」


さっそくネックレスをつけてみる私。

ダイヤのネックレスは、ウェディングドレスにすごく似合っていた・・・




「希、きれいよ!うんと幸せになりなさい!!」

「そうだよ。希さんは、今日のために生まれてきたんだよ…」

「ありがとう…お母さん。おばあちゃん。」


私の頬を、一粒の涙がこぼれた。




「よっと……」

「きゃっ!」


いきなり宙にあがる体。

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