†続†黒いスーツの王子様
「ぷは――うまいっ!!」


口についたビールの泡を拭き、ソファーに座る真由。






「希、ネイルはどお??」

「ああ〜まだ大丈夫★ほらこの通りっ」


真由に爪を見せる私。


真由の仕事はネイリスト。

だから私は日課のように真由にネイルをしてもらってる…





「そう♪色がハゲたり爪が欠けたりしたら言って〜」

「うんっ、ありがとう!あっ、このフルーツ食べて〜」


私は真由にフルーツ盛りの皿を差し出した。

真由は「うまそ〜」と言って桃を一つ口に入れる。





「機嫌は直ったか、ノン太郎?」


―――!!!

後ろから低いハスキーな声が私の頭に降りかかる・・・




「‥祐輔!」

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