†続†黒いスーツの王子様
悲しい顔をする真由。




「………そう‥」

「‥でも、ぶっちゃけちょっと吹っ切れてるの。このまま連絡がなくても、もういいと思ってる・・」

「え…?」


もういいって?





「もともと私と修二は不釣り合いなんだよ。修二は人気ホストで‥私はただの普通の一般人だもん…」

「そんなっ!そんなことないよ!!ホストだからとか…一般人とかそんなの関係ナイよ!!!」

思わず声をあげてしまった。

周りのお客さんが私をジロジロと見ている。






「ご、ごめんっ……でも真由、本当にそんなこと関係ないよ。真由はネガティブになりすぎだって・・」


私は声のトーンを落として言った。






「うん……。ありがと、ちょっと元気でた。」


小さく笑う真由。

少し痛々しく見えた‥





「もうちょっと頑張ってみる…自信ないけどねっ」

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