白虎連合Ⅳ
空は星空。
雲一つない。
「ゆいさん、」
「んー?」
「飲んでる最中変な男に絡まれなかったすか?」
「大丈夫ー」
「まぁもし絡まれてたら俺が殺しますけどねーっ」
「独占欲バリバリ」
「今更っしょ!!!」
今まで、今までは。
龍の独占欲に溜め息を着いていたのに。
それなのに。
「うん、今更やね」
それを嬉しく感じる。
もう龍を後輩と思えない。
一人の男として見ていて。
人を好きなるだけでこんなにも世界がキラキラしているなんて。
でも、
「ゆいさんに近付いていいのは俺だけっすよーん!!!」
辛い。
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