白虎連合Ⅳ
「凄いねーっ、ゆいのモテモテ!!!」
「嬉しくない」
「やっぱ応援団長パワーっ?」
「……………」
「まぁゆいも元々モテてたもんねっ!!!」
「そんなことないし」
「…その鈍感は健全ですか」
何故か苦笑いの紫織から視線を変えて、椅子に座り込む。
購買で買ったジュースを一口飲んで。
十月上旬。
秋真っ盛り。
「まぁでもほら、ゆいって最近近付きやすくなったしさーっ」
「……………」
「それで皆一気に告りに来てんねんてっ」
「えー…」
確かに最近近寄るなオーラ出してないけれども。
もっかい出そうかな。
あ、出し方忘れてるわ。
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