白虎連合Ⅳ





そしていつの間にか放課後。

私はまたコソコソと廊下を歩いていて。







「あれ?ゆいさん何してんすか?」


「ひっ…!!!…あ、蓮」


「あーもしかして龍から逃げてるんでしょ?龍なら今呼び出し食らってますよっ」


「そ、そうなん?」


「ほな俺紫織迎えに来ただけなんでー、お疲れっす」







手をヒラヒラと振る蓮はそのまま、私が出たばかりの教室へ。

中から紫織の声が聞こえる中、私は溜め息を零して。




そっか、てことは龍に追われる心配なし。

二日連続で呼び出し食らってる龍も龍やけれども。




蓮ありがとう!!!








「んふふーっ」


「華風さん、ちょっといい?」


「へ?」


「話あんねんけど、」


「……………」







のも束の間。

早速呼び出しタイム。






まじっすか。







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