白虎連合Ⅳ
茜色の光が降り注ぐ。
空を見れば、遠くの方はもう暗くて。
本間、日落ちるの早いな。
「そっか、そうやんな」
「うん、」
「毎日告られて時間ないのにわざわざありがとう」
「いえいえ」
「じゃあ、バイバイ」
背を向けて歩いて行く男の子は、それはそれはスッキリした笑顔。
話が終わり、私はやっと溜め息を零して。
まぁさっぱり終わってよかった。
しつこい人とかおるし。
鞄を肩に持ち替えて、私も着た道を戻ろうとした。
けどそれは、
「毎日、告られてたんすねー」
出来なかった。
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