白虎連合Ⅳ





『お前は白虎総長、龍は副総長やろ?』






寿に言われた言葉が頭によぎる。

まるで呪縛みたいに頭から離れてくれない。




そう、その通り。

私達は今の現状、付き合うなんてもってのほか。




でも気持ちが止まってくれない。

溢れ出て、苦しい。







けど、私はもう。











「うちも、龍を一人の男として好き」










自分の心に嘘をつけない。








「へ?」


「だから、一緒の気持ちってこと」


「まじで?まじで?!」








予想していなかったのか、龍の顔は真顔から笑顔へ。



てかあれやな、龍も鈍感やってんな。

うち結構分かりやすいと思うけど。






って、照れる!!!









.
< 126 / 385 >

この作品をシェア

pagetop