白虎連合Ⅳ
「ここ、」
「はよ足袋脱げ」
着いた場所は英寿くんの住む家。
一度も来たことは無かったけど。
確かに表札には和泉、と書かれている。
言われた通り足袋を脱いで中に入った。
「お父さんは…?」
「今服役中」
「あ、」
やば、聞いたらあかんこと聞いてしまった。
けど英寿くんは気にせず寝室らしきところに入っていって。
家は真っ暗。
居間にはお酒の空き缶や使ったらしきお皿などなど。
「…………、」
壁には沢山の穴。
掛ける言葉も見つからず。
大人しく英寿くんのいる寝室に入った。
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