白虎連合Ⅳ
「……は?」
英寿くんは、私と目を合わせない。
私はずっと英寿くんを見ているのに。
「それは、うちに近付くなと?」
「……………」
「もう英寿くんに縋ったり、隣にいるなと?」
「……………」
「なんか言えや!!!」
何も言わない、ってことは認めてる証拠。
酒の瓶を壁に当て、割っても。
大きな声で罵倒しても。
私を見ない。
イライラする。
そして、悲しい。
龍も。
英寿くんも。
「一体何がしたいねん!!!」
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