白虎連合Ⅳ
そうや、今話を分かってくれるのは雄大くんしかおらん。
英寿くんの親友であり、龍の先輩。
雄大くんなら。
「お願い、出て…!!!」
確か今は暴走中。
分かってる、分かってるけど。
呼び出し音が鳴り響く。
そして、何回かのコールの後に。
『もっしーっ』
「雄大くん!!!」
『お、おぉ、どうしてん?』
よかった、電話に出てくれた。
それだけでも心が温かくなる。
途切れ途切れに、それでも頑張って説明した。
英寿くんのこと。
龍のこと。
分かってくれる。
雄大くんなら、きっと。
『んー、まぁ英寿のこと分かってやって』
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