白虎連合Ⅳ
久しぶりの学校。
それが今、目の前にあるけれど。
『華風さん』
『頼むから俺から離れてくれ』
頭から離れない言葉。
また、瞳が真っ黒になる。
下駄箱でローファーからスリッパに履き替えて。
校舎の中に入り、階段を上がった。
二人からの拒否。
胃が、痛い。
なんで分かってくれへんのやろ。
なんで聞いてくれへんのやろ。
泣きたい。
今直ぐにでも泣きたい。
「やめろってー!!!」
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