白虎連合Ⅳ
時刻はもう直ぐ夜中。
祭りの場所はナンパ待ちのギャルかヤンキーのみ。
そういえば紫織達は帰ったんかな?
まぁあの二人はイチャラブやしね。
「あれって華風?」
「なんか噂やと無表情やのにな、笑ってるやん」
「噂は噂やし、へぇー」
うん、聞こえてるよ。
うちの顔も広いもんやね。
てか仲間にしか笑いませんから。
笑えるようになったんですよ。
「ゆいさん、帰りましょか」
「うん」
流石に今は手を繋げない。
お互い、分かってる。
そう、笑顔を見せるのは仲間にだけ。
じゃあ仲間が仲間でなくなったら?
、なんて考えたくない。
でも、そう遠くない話。
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