白虎連合Ⅳ
転校生
「で、結局あの日はお酒のせいやと」
「そうなのです」
「まぁゆいとしては、その方が良かったのかもねー」
九月初日。
まだまだ気温は高いけど、少しずつ秋が近付いていて。
紫織と一緒に靴箱に向かい、スリッパに履き替える。
そしてそのまま体育館に向かった。
今日から学校。
ある意味長かった夏休みも昨日で終わって。
「もしかして、うちに告白したんもお酒のせい…」
「いや、絵里って子の時に告白されてたやん」
「そうやけど、」
「ちょっとゆいー、気になるから好きになってんちゃうのっ?」
「えぇ?!」
た、確かに。
最近龍のことばっかり考えてる。
なるほど、これが恋なわけね。
って冷静か!!!
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