白虎連合Ⅳ






「……………」






白咲が出て行った後、置いていったノートを手に取った。

紫織、って子が私の為に書き写したノート。




それすらの意味が分からない。

勉強なんて全然しないのに。







「…答えがわかる」








それやのに、不思議。

問題が解けてしまう。




うち頭良かったっけ?

いやいや、勉強嫌いやから。





そして必ず、紫織って子からメモが付いていて。

私はそれを見ることなくゴミ箱に捨てた。









「親友、ね」









寿曰わく、私と紫織って子は親友。

でも、覚えてない。




大体絵里で友達とか懲りてるし。

有り得ない、絶対に。







例え記憶喪失でも。









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