白虎連合Ⅳ
着崩した制服。
薄い茶髪にブラウンのカラコン。
ん?
どっかで見たような。
「あー、ゆいちゃん発見」
「はい?」
校長の隣に立つ男の子は上から私に向かって指を指す。
それに合わせるかのように、全校生徒は私を見て。
って、え?
うち?
「ゆい、知り合いっ?」
「さ、さぁ?」
慌てる紫織と、混乱する私。
すると男の子はスタッ、とその場から降りて近付いてくる。
生徒は道を空けて男の子が向かう先は、
「久しぶりー、ゆい」
私。
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