白虎連合Ⅳ
五冊目になった時。
私の羽織る服は白に変わっていた。
これは最近。
なんとなく、分かる。
沢山のバイクの先頭に立つ私。
北海道の時計台の前で、紫織と並ぶ私。
白ランを着て、楽しそうにする私。
そして何故か、白咲の隣にいる写真が多い。
それもかなりの確率で。
その写真は本当に幸せそう。
「…っ、」
ポタポタと流れるのは涙。
床に、アルバムに流れていく。
うち、今泣いてる?
有り得へん、表情無くしてんもん。
ただ勝手に涙が流れるから。
どうしたらいいか、分からん。
「ゆい、」
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