白虎連合Ⅳ





「いって!!!」


「うちの方が痛いわ!!!」






蹴られた龍は、直ぐ起き上がり座り込む。

私は立ち上がり、涙目で龍を睨んだ。





こっちデコ打ってんねんで?!

痛すぎて涙出るわ!!!








「大体分かるか?!うちは龍を追いかけて怪我してんねん!!!」


「は、はぁ」


「龍が勝手に人の気持ち考えんと行動するからやろ!!!どうすんねんコブなったら!!!」


「いや、あの」


「この前もそう!!!最後まで人の話聞かへんからややこしい事なったんやんか!!!」


「すみま、」


「華風さんやて?!ほな一生白咲って呼んだろかアホ!!!」







あー、叫びすぎて頭痛い。

けど叫ばずにはいられない。





今日こそは言いたいこと言ったるからな!!!

絶対逃がさへんからな!!!












「うちは総長卒業したら付き合おって言おうとしたの!!!勝手に勘違いすんなバカ犬!!!」









弱気になってたうちも悪いけど。

やっぱり龍も悪い。






いや、全部龍が悪い!!!









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