白虎連合Ⅳ




白の木刀を持つのは、懐かしく感じる。

額に貼ってある冷えピタがひんやり冷えて。






時刻は夜中0時。

、と五分。








「と、いうわけで私華風は総長継続でいいっすか?」


「是非お願いします!!!」


「隊員達もごめんな、上の人間がややこしい事なって」


「そんなことないっす!!!」


「んなら、」








下の四人を睨んだまま、腕を上げる。

と、同時に幹部候補が私にあるものを手渡して。








「総長辞退、撤回でよろしく」









バサッと羽織るのは、白の特攻服。

風で揺れ、再び木刀を握る。




背中には白虎の刺繍。

そして誓いの言葉。









「今度からは甘くないからね」










最近ちょっと甘かった。

それは反省します。







以上。









あ、英寿くんの口癖移っちゃった。








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