白虎連合Ⅳ
私も、私も英寿くんの舎弟でいたい。
この人に出会えて、私は変われたのだから。
「ただ龍になんかされたら言えよ」
「お父さ、英寿くんありがとう」
「あ?」
「いや、なんでもないです」
そう言うと、クシャッと髪をかき乱されて。
思わず目を細め、顔を上げるといつもの英寿くん。
その表情は妖しい笑みで。
え?
妖しい笑み?
「お前こないだはよく俺に喧嘩売ったな」
「いや、あの記憶ないです」
「あ?なんて?」
「ごめんなさいすみません申し訳ありませんでした」
「喝って知ってるか?」
「はい?!」
いつもの英寿くんも好きだけど。
やっぱり優しい英寿くんの方が好きです。
ジンジンするお尻をさすりながら、私は心からそう思った。
って、大事なんちゃうんかい!!!
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