白虎連合Ⅳ
周りにいた客はそそくさと逃げる。
店員はオロオロしていて。
「白咲龍…?!」
「そうっすけど」
「いや、あの、すみませんでした!!!」
「誰に触ってくれちゃってんの?おにーさん達」
そしてオロオロし始めた約三名。
うーん、流石龍。
有名やし、顔バレしてるだけあるね。
うちもこれから顔出そうかな。
でも今更やし。
「あああの、名前教えて貰っていいですか?」
「ん?」
「いや、勘違いならいいかなーって…」
「あぁ、華風ゆいです」
「うっそん!!!」
うっそんじゃありませんよ、おにーさん。
白虎総長ですよ。
とにかく私も立ち上がり、紙袋を持つ。
すると、
「さっさとどっか行け」
「は、はい!!!」
龍は手を離し。
男達は走っていった。
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