白虎連合Ⅳ




龍の明るい髪が頬を撫でる。

腕が頭と腰を支えて。






って、え?

え?え?え?









「もうちょっと自覚持って下さいね」


「な、何に?」


「はぁー…、とにかく鏡見て下さい」







唇が離れ、目の前には怒った顔。

しかも鏡って言われても。




へ?なんか着いてる?

化粧崩れてる?







「俺かて妬くんですから」


「は、はい」


「彼女がナンパされるなんて嫌やー…」


「まだ付き合って、」


「ああん?」


「なんでもないです」







怒ったり、尻尾が垂れ下がったり忙しそうな龍だけど。

怒らしたら大変なので何も言わんとこ。








「ほら落書き行きますよ」


「う、うん」









総長卒業して、うちの心臓持つんかな?









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