白虎連合Ⅳ
落書き場所まで移動して、ペンを持つ。
ここまではいいけれど。
「ゆいさん目開けたままっすやん!!!」
「だって龍がいきなりチューするからやん!!!」
「そんなん雰囲気で目瞑って下さいよ!!!」
「あかん!!!これ龍が落書きして!!!」
「これは普通女が落書きするんです!!!」
画面に広がるチュープリ。
龍はしっかり目を瞑ってるのに、私はしっかり開いたまま。
結局私が落書きすることになり。
う、うわぁー…。
「龍は何書いてんのー?」
「内緒っすー」
「ケチ」
「早く書いてくーだーさーいー」
「はー…い」
とりあえず初プリ?
んで名前書いて。
くく唇はスタンプで隠したらいっかな?
「ちょ、何隠してるんすか」
「これぐらいいいやん」
「はいはい却下」
それやったら龍が落書きしてくれたらいいのに。
なんか今日龍の方が大人な気がする。
形勢逆転?
むむ。
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