白虎連合Ⅳ





「ここ?」


「ん、ここっす」







着いた場所は街外れの公園。

さっきのイルミネーションは無く、街灯だけなので真っ暗。




誰も居なく、とても静かで。

冷たい空気が息を白くさせる。








「座りましょっ」


「はーい」








とりあえずベンチに座り、ホッと一息。



うー、お尻冷たい。

でも星綺麗やなー。





一日中歩き回って足痛いし。

そういえばまだ映画館以外座ってないもんね。









「ゆーいさん」


「ん?」


「これ、どうぞ」


「へ?」







カサ、と手渡されたのは小さな紙袋。

龍を紙袋を交互に見ると、ニッコリ微笑んで。











「誕生日プレゼントです」









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