白虎連合Ⅳ




「そして俺もいまーす」





龍の隣に腰掛けた時、ひょこっと現れたのは尚輝くん。

突然の登場にちょっとびっくりしたけど。



ん?てか、







「尚輝くん三年やし、団長なんちゃうん?」


「なんかこいつに奪われたから俺副団長になったー」


「龍ー…」


「だってやりたかったんすもん」






もんって、可愛く言ってるけど。

ほんで尚輝くんも甘すぎな。







「………………」









っ、てことは。








「蓮」


「俺はちゃんと三年の奴と穏便に話しましたよー」


「じゃああそこでガタガタ震えてはるのは何でかな?」


「何でですかね?」


「……………」







きっと震えてる人も団長の座奪われたんやろうね。

なんかごめん。





うん、ごめん。








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