白虎連合Ⅳ





「華風さーん!!!!」


「見下してー!!!!」





観客席から声が飛び交う。

私はそれを無視したまま、再びマイクに口を近付けて。







「こ、こら下りなさい!!!」


「白咲龍、橘蓮、負けても泣くなや」


「華風…!!!」


「結局勝つのは華風ゆい、うちやから」







マイクを捨て、机から降りる。



歩き出し、向かったのは皆の所。

紫織も笑顔で私を見ていて。








「格好いいーっ、ゆい」


「任せて」









パシッと手を叩き、私も定位置に立つ。

そして大きく息を吸った。










「三三七拍子ー!!!!!」









.
< 79 / 385 >

この作品をシェア

pagetop