白虎連合Ⅳ
「華風さーん!!!!」
「見下してー!!!!」
観客席から声が飛び交う。
私はそれを無視したまま、再びマイクに口を近付けて。
「こ、こら下りなさい!!!」
「白咲龍、橘蓮、負けても泣くなや」
「華風…!!!」
「結局勝つのは華風ゆい、うちやから」
マイクを捨て、机から降りる。
歩き出し、向かったのは皆の所。
紫織も笑顔で私を見ていて。
「格好いいーっ、ゆい」
「任せて」
パシッと手を叩き、私も定位置に立つ。
そして大きく息を吸った。
「三三七拍子ー!!!!!」
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