白虎連合Ⅳ





<借り物競争が始まります>





再び私は後ろの列。

紫織は二列前。



手を振り合い、遠くから拳を合わせて。



借り物かー。

校長とかやったら嫌やなー。





そうこうしている内に、紫織の順番。

紙を手に取り、直ぐに走って。







「水筒誰かー!!!」


「水嶋!!!ここにある!!!」


「ありがとー!!!」







水筒か、いいなー。

そういう系とかが紙に書いてあるんかな?



必死だった紫織も惜しくも二位。

大丈夫、うちも頑張るからな。








「よーい、ドンッ!!!」








順番が来て、空砲に合わせて走り出す。

紙を手に取り、中身を確認すると。










[酔っ払い]










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