お前のためなら死んでやる2

「ハル、学校いかないの?」

「優音も行ってないじゃん。」

たしかに。あたしは、学校に行っていない。

いつか行かなきゃ、卒業できない。

あたしには、ハルの隣りという居場所があるから。

寂しくない。

「ねぇハル。あたしの学校きなよ。一緒に学校行こう?」

「優音が側にいないよりは、一緒に学校行ったほうがいいよな…俺高校行ってねぇし、将来的に行った方がいいよな!」

「うん。もう、桜咲とはあたし関係ないからね?あたしは、ハルが好きだから。」


「さんきゅ」

あたしたちは、冬休みに入る前学校に行く事になった。

ハルは編入という形だけど、対して試験があるわけでもない。

学校は居場所じゃない。

ハルがいれば居場所になるかな?
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