お前のためなら死んでやる2

まだハルも桜咲に対して気持ちは変わらない。

それでもあたしといて、その憎しみを少しずつ和らげてくれれば良い。

あたしも、ハルに強さをもらっているから。

2人で乗り越えよう。


「ねぇ、優音」

「ん?」

「抱かせて?」

「あたし初めて。」

「だめ?」

「いいよ。優しくね?」

あたしは今ハルのマンションで暮らしている。桜咲財閥からの投資によって不自由な生活は送ってない。

広いこの家で1人でいたハル。寂しかっただろう。こんなに大きなベットで凍えていたのかな?

あたしがそうだったから…

やっぱりあたしとハルは似ている。
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