お前のためなら死んでやる2
XXX
ber.tomoki
あたしは、ライトアップされたステージに立った。
「晴菜さん、お久し振りです。いつものでお願いします。」
いつものメドレー。
「優音ちゃん…大丈夫?」
何が?あたしは特に…
「はい。お願いします。」
苦渋な微笑みをむけた晴菜さんにあたしは、堂々と返事をした。
今日は客のためよりも、ハルのために歌いたい。
客席に座ったハルに視線をむけると、晴菜さんのピアノがなりはじめた。
♪♪♪~
パチパチパチ
「ありがとうございます。」
曲を全て歌い終りあたしは、ロッカールームにむかった。