お前のためなら死んでやる2
「知樹さん、晴菜さん。いろいろとご迷惑かけてすいません。バイト代とかいらないんで、また歌いにきていいですか?」
改めて感じた。
あたしはやっぱり歌がすきだなぁって。
お金がほしいからするんじゃなくて、聞いてほしい人がいるから歌う。
それって素敵な事だよね。
いつか夢を語るなら、
自分の歌で世界を変えたい。
悲しみで溢れた心の持ち主を
幸せで一杯にしたい。
それを叶えるために、ber.tomokiに居続けたい。
無謀な夢なのかもしれない。
それでも、少しずつ少しずつ…
身近な人から、町の人へ
町の人から日本中の人へ
幸せを運んでいけたらいいな。
そうすれば、強くなれる気がする。
人の幸せを願う人は誰だって、自分の弱さも乗り越えれた人だけだと思うの。
いつか叶うといいな。